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VRならぬMRの世界。

新着情報 青年部会

2019.03.05


【部会長ブログ】
皆様お疲れ様です!
スマホが手元になければ不安になるくらい、現代の多くの方がスマホに依存気味な世の中になっていると思います。
ですから、多くのビジネスがスマホという媒体を通した商品を開発しています。
昨日のブログで書いた内容でも、スマホありきで進められた戦略でV字回復をなしとげた事例がありました。
そんな時代に、すでにスマホに取って代わる媒体を開発している企業がたくさんあるようです。
そのひとつが、Microsoft社が開発したゴーグル型のホロレンズ。このホロレンズは昨年度に未来創造プロジェクトの事業でMicrosoft社に訪問した時にも既に情報として教えていただいておりました。
ゴーグル型のホロレンズを付けて見える画面では、エレベーターの修理書が見えるし、ベテランの修理技師と通信できて(映像や情報も共有できる)、わりと経験の浅い修理技師でも修理所の情報やベテラン技師からの情報で、エレベーターの修理が可能になるというものでした。
この技術を使えば、自動車の修理も可能になるのでは?という提案をMicrosoft社の社員さんからされたのを覚えています。
今回お伝えするゴーグル型のホロレンズは、そこからさらに進化をしていて、今流行りのVR(仮想現実)やポケモンGOで見慣れているAR(拡張現実)のさらに上をいく、MR(複合現実)と呼ばれる技術らしいのです。
SF映画やMARVEL映画「アイアンマン」で出てくる映像にありますが、空間に現れるディスプレイを触ったり、つまんで広げたりできるもので、まさに未来の体験が実際にできる優れものなわけです。
MicrosoftのナデラCEOは「デジタルの世界と物理的な世界がつながることで、働き方や学習、遊びが変革する」と言っています。
このMRの凄いところは、ゴーグル型のホロレンズを購入しなくても、クラウドで繋がっていればパソコンやタブレットでも仮想空間を確認できるところです。
ただのオモチャでも客寄せパンダでもなく、実際に作業支援アプリのひな型も用意していることをみても、Microsoft社の本気度が伺えます。
アップルを筆頭とする指先のタッチ操作やスマホの潮流で乗り遅れたMicrosoftが、ポストスマホの大胆な一手で新たな市場を開拓できるかは、非常に興味深いところです。
実際に我々の仕事のあり方も、激変するかもしれないので、本当に興味を持って動向を見守る必要があると思います。