新着情報

本を聴く?

新着情報 青年部会

2019.04.26


【部会長ブログ】
皆様お疲れ様です!
レコード屋さんからレコードが消えてCDになり、音楽をダウンロードして聴いたり、ストリーミングで聴いたりする時代になり、CDを販売していた大手が消えてなくなるのが今です。(いやちょっと前か)
でも、生の歌声や演奏を聴くことができるライブやフェスなどが無くなるわけではありません。
それは映画の世界でも同じです。DVDをレンタルすれば見ることができますし、音楽と同様にダウンロードやストリーミングで見ることができる世の中ですが、映画館にも人は訪れます。(昔より減ってきていますが)
生で見れたり、大画面、大音響、大迫力という付加価値があれば、今もなお昔からあるものにも需要があります。
おとついのブログで、鈑金塗装をアップデートするには?というような内容を書きましたが、こうした異業種の「付加価値」をいろいろ参考にしてみると、また違った視点で戦略が練れるかもしれません。
ただ、出版業界が少し異質で。
音楽同様に、本もデバイスで読むことが可能になりましたが、昔ながらにページをめくって読んだほうが頭に残るという方もいて、いまだに本屋さんでは昔と同じ光景が見られます。
ですが、その本の著者がツイッターをやっている素人さんだったりするのが最近多いそうです。
芸能人ではなくても、面白いツイートをされる方はフォロワーが10万人以上いる人もたくさんいて、その面白ツイートをされる方が本を出した場合、フォロワーの2割が本を購入したとしても2万部も売れるヒット作になるわけです。
素人さんが、ある日突然ヒット作家になるというアメリカンドリーム的な現象がSNSを通じてバンバン起こっていますが、出版業界は今、何を出したら売れるのか?
という方向にものすごく視点がいっていて、そのうちドラマ業界のように迷走するのではないかと少し不安に思っています(僕だけかもしれませんが)
その本も進化していて、最近は本を耳で楽しむオーディオブックというものがあるそうです。
例えば通勤途中や、出張の移動中、就寝前に音楽でも聴いているのかなと思いきや、本を聴いている。そんな時代になっています。
本を聴く。
もう僕は違和感しかありませんが、それもじきに文化として根付くのかもしれません。活字が苦手という方には、うってつけのサービスですしね。
世の中はどんどん変わっています。僕たちの業界だけではないのです。観察力を活かし多くのヒントを得ながら新たな扉を開いていきましょう。