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思い込みの怖さ9

新着情報 青年部会

2018.02.02


【部会長ブログ】
皆様お疲れ様です!
今日も続きを書きます。
「GIVERS」の考え方でいくと世の中には、3種類に分類されます。
テイカー:利己的でメリットを求めがち。他人からメリットを受けようとか奪おうとするタイプ。
マッチャー:ギブ&テイクの考え方。与えた分だけメリットを得たいと思う考え方でバランスの良いタイプ。
ギバー:利他的。惜しみなく与えることで、見返りを求めないタイプ。
短期的な結果でいうと、この中では「テイカー」が良い結果が出やすいと言われています。しかしながら、奪ってしまうことも多々あるので、応援されにくく長期的に見ると、上手くいってないケースが多いようですが、すぐに結果を求めがちな人は、「テイカー」が得をすると思い込んでいることが多いようです。
マッチャーはバランスが良いので、周囲から好かれることが多いと言われていますが、少なからず与えた分はメリットを求める権利を主張しますので、大きな成功をするケースは多くないと言われています。
対してギバーは、惜しみなく与え続けるので、短期的に見ると損をしていることもありますが、元々見返りを求めていないので、長期的に見ると応援者が増え続け、大きな成功に達するケースが多いと言われています。
例えば。
電車に乗っていて、高齢の方や、妊婦さんに席を譲ったとします。しかし、無意識にイメージしている「すいません、助かります」や「ありがとうございます」といった、お礼や挨拶が無かったとしたら、皆さんはどう感じますか?
いろんなことを感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、中には
「なんだ、お礼も無いのか。席を譲って損をした。」
と、感じる人もいるらしいのです。せっかく良いことをしても、「損をした」と感じる人もいるのです。
昨日書いたように、他者に親切にすると「オキシトシン」という脳内物質が分泌され、幸福感を得られるはずなのですが、「損をした」と感じてしまえば幸福感など得られるはずもありません。
自分が目の前の人の役に立とうとして、「席を譲りたい」と思って譲ったのなら、お礼がなくても気持ちのいい思いをしたほうが良いと思います。
それなのに、損をしたと感じるのはもったいないと思うのです。
こうした人は、同じ給料なら少しでも楽な仕事がいいという人なのかもしれません。他の人より業務が多かったら「損をした」と思うのかもしれません。
もしそんな考え方なら、未来が良くなりにくいと思うのです。
それも考え方も「思い込み」のひとつで、思考の癖なんだと思います。
同じ行動をしても、気持ちの良い想いをして、応援してくれる人が増える人と、逆に損をする人がいるとしたら、それは周りの人のせいではなく、自分の考え方の癖のせいかもしれませんね。