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増税後に勝ち残る作戦は?

新着情報 青年部会

2019.04.16


【部会長ブログ】
皆様お疲れ様です!
また自動車メーカーの不正が発覚しました。日産の経営陣の問題も含め、日本の基幹産業である自動車業界は揺れに揺れています。
でも、何とか商売が成り立つ業界ですから余計にタチが悪いですね。
不安を抱いているものの、何とかなっているので真剣に危機感を持って行動を起こしている人はまだまだ少ないと思います。
ウサギとカメの童話ではありませんが、うさぎが寝ている間にどんどん先に行っている人たちがいるということを知っていないと、気づいたときには巻き返しが相当厳しい状況になっていると思います。
そういう僕もウサギ側かもしれませんが。。。
以前にも書きましたが「ものづくり大国ニッポン」も今は昔です。
自動車メーカーがこれだけ不正を続けている状況を見ても分かるように日本の製品に対する信頼がどんどん落ちています。
そこまでしなければ、厳しい経済環境だからでしょうか。
でも、来年のオリンピックが終わればもっと厳しい現実が待っています。
消費税導入の翌年にバブルが崩壊し、3%から5%に上がった1997年。96年のGDP成長率は3.1%だったのに、消費税が導入された1997年は、1.07%。98年:1.13%、99年:0.25%になっています。
そして、何とかGDPを2%台まで持ち上げたのに、2014年に8%に上げ、GDP成長率は、0.38%に落ち込みます。2015年は1.35%、2016年0.96%、2017年1.74%、2018年1.14%です。
この秋に消費税が10%に上がったらどうなるのでしょうか?
何となく想像ができませんか?増税前の特需があるからとタカをくくっていては痛い目にあうかもしれません。
オリンピックが終わる来年の夏以降を考えないと、本当に苦しくなってくると思うのです。
このブログでもヒントはたくさん書いてきたつもりですが、根底に有る技術を活かすためにも経営の知識はとても大切です。
その大前提がある人たちは、常識を飛び越えて新たなチャレンジができるかもしれませんが、それがない人たちは、無謀なチャレンジになりかねません。
エキスパートになる必要はないかもしれませんが、経営の基礎知識に本気で取り組まないと危うい時代がもうすぐそこまで来ているように思えて仕方ないのです。
まもなく、明確化シート第四弾を配信します。最後の配信となりますが、今回は売上構造明確化シートです。
クイズ形式でとても取り組みやすく、自社の数字の把握に役立つと思いますのでぜひ、取り組んでみてください。