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人を信ずるに失するとも。

新着情報 青年部会

2018.03.14


【部会長ブログ】
皆様お疲れ様でした!
今日は、尊敬する吉田松陰先生の言葉を拝借してブログを書いてみようと思います。
「そもそも、知を好む人は人を疑いすぎて失敗するものである。
また、仁(人として踏み行うべき道)を好む人は人を信じすぎて失敗するものである。
両方とも偏っているというべきである。
しかし、人を信じるものの結果は、人を疑うものにまさっていることがある。
だから、私は人を信じて失敗するとしても、人を疑って失敗するということがないようにしたい。」
長年、商売をしていると知らず知らずのうちに、疑ってかかる習慣を身につけておられる方もいらっしゃると思います。
でも、私は「人を信ずるに失するとも」(人を信じて失敗するとしても)信じきる心を持ちたいと思います。
そう書くと、聖人君子のように思えるかもしれませんが、そんな綺麗なものではなく。
疑ってかかる習慣を身につけてしまっているのは、私自身のことなので、そうした自分に辟易しているからです。
信じて、裏切られて心折れるのが怖いから、疑ってかかるというのは自然な流れかもしれませんが、疑ってかかる自分に嫌気がさします。
ですから、例え裏切られても「信じきる心」を持ちたいと思うのです。
その強さがあれば、心折れることなどありませんものね。
今日は、心が折れている人と話す機会がありました。どうしようもなく、不安に覆われておられました。
そばにいても言葉が届かず、無力を痛感しました。
人間ですもの、折れることだってあっていいと思います。
だけど。
立ち上がる時には、信じる勇気を持って立ち上がれるようになって欲しいし、その為のサポートを全力でしていきたいと思いました。
「人を信ずるに失するとも」
心に留めておきたい言葉です。