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中間検査と完成検査。

新着情報 青年部会

2018.09.21


【部会長ブログ】
皆様お疲れ様です!
僕たちの会社では、修理している車を次の担当者に引き渡すときには、責任を持って引き渡せるように自分で中間検査をするように決まっています。
同時に、受け継いだ担当者もこのまま作業を進めて良いか確認(中間検査)をして作業に取り掛かるようになっています。
洗車の前にも洗車の後にも検査をして、自信を持って納車ができるように進めていくという自社のルールがあるのです。

しかし
実際に納車を担当する人が検査をすると、「やり直し」が発生することがしばしばあります。
これは、単純に納車担当者の見る目が慣れているから気づきやすいとか、見る視点が違うとかそういうことではなくて(そうした要素もあるかもしれませんが)
実際にお客様に引き渡す担当者が一番リアルに品質の結果に近いポジションにいるからだと思います。
品質の結果に近いポジション。。。
目の前でお客様から品質チェックを受ける立場にあるということです。
ですから、自然とそれだけ責任を持って検査をするようになるのではないかと思います。
ちなみにうちの会社では、僕がチェックするのが一番厳しいです。僕は納車をするしないにかかわらず、品質がダイレクトに経営に影響してくることを体感しているからだと思います。
中間検査をきちんとしない人は、味見をしないラーメン屋のラーメンを食べることができるのでしょうか?
美味いかどうか分からないけど、とりあえず作ったから食べてみて。
そんなラーメンにお金を払うのでしょうか?
試作品とか、家庭内のことであれば試しに食べてみて、不味いだの意外と美味いじゃんってことがあってもいいかと思いますが
仕事ですよね。
プロの仕事ですもの、自信を持って引き渡せるものしか出さないってのは当たり前のことだと思います。
そしてその「自信を持って引き渡せる」という基準を上げていく努力を積み重ねていくのがプロの職人というものだと思います。
そうした大切であり、当たり前のことも伝えるのは大変です。
何度伝えても、やらない人がいると自分だけ真面目に中間検査をやっているのがアホらしいという文化がはびこってしまい
いいかげんな検査ばかりの品質の低い修理工場の出来上がりです。
「まずいラーメン屋は絶対なくなる」
僕たちの会社では、よく聞くフレーズです。まずいラーメンを出さないようにしよう!
だから、やり直しを前向きに取り組むスタッフは褒められますし、やり直しを見つけたスタッフも褒められます。
そうしたところに、職人としてのプライドを感じて「美味いラーメンしか出さない!」という文化がもっともっとしっかり根付いてくれたらなと思います。
ルールで決まっていても、会社の文化になるまではなかなかハードルが高いですもんね。
みなさんの会社では、中間検査や完成検査をどのように取り組んでおられますか?
※添付画像は日産の工場ラインのものです。