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新着情報 青年部会

2019.01.27


【部会長ブログ】
皆様お疲れ様です!
OBD車検のニュースが紙面を賑わしている中、大坂なおみ選手が、全豪オープンを優勝で飾りましたが、その優勝スピーチで改めて感じたことを含め、日本の自動車業界について少し書いてみようと思います。
全豪オープンで、大坂なおみ選手が優勝しました。
録画して、じっくり見ることができたので僕としては喜びもひとしお。
努力に努力を重ねてきて、目標を達成された人の姿というのは、本当に尊いもので感動を覚えました。
21歳の若さで世界の頂点に立つ気分はいかほどか。
想像に及びませんが、その努力も想像を絶するものがあると思います。
今回の優勝スピーチで、準優勝のクビトバ選手も大坂選手も互のチームについて健闘をたたえ合っていました。
選手をサポートするチームが形成されていて、表舞台に立つことのないサポートチームを称えることは素晴らしいことだと思います。
魅力的な選手を活かすために、優秀なサポート力のある方が集まる構図になっているのだと思います。
現代のトップアスリートは、少なからずどんな種目でも似たような構図になっていると思われるので、良いサポートを受けようと思えば、魅力のある選手になる他ないのだと思います。
もちろん資金力が必要ですが、魅力のある選手にはスポンサーも付きます。
身体能力だけではなく、人格やメンタルの強さなど総合的に評価されなければ、総合的なサポートを受けることは叶わないわけで、視点を変えればビジネス的な要素も多分に含まれているのだと思われます。
そうした視点で見ていると、日本の自動車メーカーがどんどん人材を流出している理由も見えてきます。
海外の自動車メーカーは日本の優秀な人材をどんどん青田刈りしていて、日本の自動車メーカーはどこも人材不足に悩まされているようなのです。
それは、我々の業界でも同様で、優秀な人材の流出を抑えるためには、個々の会社が魅力的であることが求められ、もっというと個々の会社のリーダーが魅力のある人材であることが求められています。
特にこれからの勝ち残り競争が激しさを増していく中で必要なのは、人材の育成と確保。
その為には、職場環境の改善に思い切って乗り出すことも必要になってくると思われます。
休みを増やせばいいとか、綺麗な職場であればいいというだけの問題ではなく、気持ちよく働ける環境と、未来のビジョンが示せることが最低限必要になってきていると思います。
実はこれ、両方とも結構難しい。
夢を描き、楽しみながら働いているリーダーならさほど難しくないと思われるけれども、いずれも想いを伝えるスキルが重要になってきます。
いろいろな方向性があると思いますが、その中でも会社にもリーダーにも魅力がある社風が求められています。
技術的な変化に対応しながら、どれだけの会社がそこに受かってシフトできるのか。
大切なことを見失わないように、しっかりと時代の荒波を乗り越えていきたいと思います。