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でんかのヤマグチ(講演を聴いて)2

新着情報 青年部会

2018.06.28


【部会長ブログ】
皆様お疲れ様です!
今日は昨日の「でんかのヤマグチ」の山口社長の講演を聴いた感想の続きです。
大手家電量販店に囲まれて、生き残りをかけて見つけた戦略が「御用聞き営業」だったことは昨日お伝えしましたが、この「御用聞き営業」は簡単に真似できることではありません。
ですが、生きるか死ぬかの瀬戸際での戦略ですので、社員さんに浸透するのは苦労しなかったとおっしゃっておられました。
本来の業務と全く関係のない用事をお客様からお願いされて喜んでそれに応えることは、なかなか出来ることではないと思います。
事実、その文化を真似て成功している電器屋さん聞くことはありませんし、希少だからこそ本を出したり、マスコミに取り上げられたり、講演依頼が来るのだと思います。
これだけでも凄いのですが「でんかのヤマグチ」が凄いのはここからです。
①安売りはしない、高売りをする。
②お客様を減らす。
③掛売りは一切しない。
この三つに徹底して取り組んでいかれたのです。どれもこれも驚く取り組みばかりです。
ひとつずつ説明していきますね。
①安売りはしない、高売りをする。
売価を大手家電量販店の1.5倍~2倍の価格にするという暴挙に出ます。
大手家電量販店の安売り合戦とまともにやりあったら絶対に潰れる。そう見切った山口社長は、あえて高売りをすると心に決めます。
その当時の粗利率が20~25%だったらしいのですが、35%まで上げるという目標を掲げて高売りを徹底することに決めたのです。
10年かけて35%の粗利率を達成しようと頑張っておられた結果、なんと8年目で達成されておられます。
これだけを見ても、戦略を持って難局を乗り切ることの大切さがわかっていただけるかと思います。
明日は、②のお客様を減らすについて書いてみます。