2018.03.01
【部会長ブログ】
皆様お疲れ様です!
鼻を脱着して丸洗いしたいくらい、むず痒く鼻水が止まらない横岡です。。。風邪の症状がおさまったのかどうか分からないくらい花粉にやられております。。。(汗)
さて、今日も電動化への課題の続きを書きます。
今日の課題は「充電問題とバッテリー」についてです。けっして難しいことは書きませんので、軽い気持ちでお付き合いいただけたらと思います。
皆さんご存知のとおり、現状での電気自動車のデメリットは、航続可能距離が短いことと、充電時間が長いことです。
新型のリーフがかなり高性能だと言っても、まだ現行の燃費が良くなったガソリン車ほどの航続距離は保てません。
更には充電時間も急速充電器の設備があっても、ガソリン車の給油時間の何倍も掛かり、急速でなければ更に時間がかかってしまうというのが現状なのです。
このバッテリーの問題に関しては、自民党の政策の中心にいらっしゃる国会議員の方に直接伺っても「イノベーション待ち」としか答えが返ってきませんでした。
そこで、そのイノベーションを起こそうと取り組んでいるのがトヨタです。
現状のリチウムイオン電池は爆発や炎上の危険性さえ、はらんでいるので、飛行機に乗る時にスーツケースに入れて機内に持ち込むことさえ出来ないわけです。
しかしリチウムイオン電池にはメリットがたくさんあります。
(1)電圧が高い
(2)エネルギー密度が高い
(3)サイクル寿命が長いなど高い利便性がある
そこで、そのメリットを活かし尚且つデメリットを無くそうとして開発に取り組んでいるのが
「全固体電池」です。
固体材料の場合、液体が蒸発して引火することはないので、液体の電池より燃えにくいとされています。
更には出力が大きくできるという素晴らしいメリットもあり、非常に大きく期待されています。
現状のリチウム電池は温度管理が難しく、60℃以上になると劣化が進みますので繊細な温度管理が必要ですが、全固体電池はそのような温度管理が必要ではなく、設計の自由度さえ増すらしいのです。
明日に続く。