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電動化への課題2

新着情報 青年部会

2018.02.28


【部会長ブログ】
皆様お疲れ様です!
今日の山口は嵐です(汗)雨風が強く、弱めの台風のような天候で、昨日までの晴れ間とは違い、暗く鬱蒼とした空模様です。
月末の納車が立て込んでいる日に、こんな天気だとお客様に申し訳ないですね。スタッフもびしょ濡れになりながら頑張ってくれています。その想いが届くよう、私が頑張らねばです。
さて、今日は昨日の続きです。昨日は総電力量の問題のことを書きました。今日は「環境問題」の観点から書いてみようと思います。
電動化が進む理由の一つとして、エコノミー(維持費が安い)でクリーン(CO2排出量が少ない)であることが大きくあげられています。
本当に経済的でクリーンなのでしょうか?これに関しては、多くの方がいろんな持論を展開していて、一概に言えないところが多くあるのですが、イメージされているほどは経済的でもクリーンでもないという意見が多いように感じます。
温暖化を抑えるためには、電動化は必須であるとの意見が多い中で、化石燃料を使った発電所に依存をしている状況だと、発電の時点でかなりのCO2が発生してしまうので、実際のCO2排出量はガソリン車と大差なくなるとの記事さえあります。
私は決して原発推進派ではありませんが、温暖化の事を考えると非常に難しい問題だと思います。
ちなみに「2050年 天気予報」と検索するとYouTubeで未来の天気予報を見ることができます。私たちは長年、自動車産業に携わってきて大気汚染を少しで抑えるように努力してきたつもりでしたが、事態は深刻化していて、次世代を担う我々青年部世代が真剣に考えなければならないと思っています。
更には維持費が安くなるとのイメージもありますが、それも昨日書いたような総電力量の課題を解決するために相当な投資が必要ですので、今より電気代が上がる可能性もあります。
単純計算すれば、維持費は半額くらいになりそうですが、単純にそうはならない可能性もあるという感覚で見ておいたほうが良いと思います。
電動化は、未来への自然な形というイメージがありますが、まだまだ様々な課題を乗り越えないといけないようです。
世界の自動車の総台数を減らせば、もっと大気汚染を減らせるし、総電力量の問題も少しはカバーできるかもしれませんね。
そうした意味では、今後キーワードになってくる「シェアリングエコノミー」は非常に有効なのかもしれません。
シェアリングエコノミーに関しては、また詳しくお伝えする機会を設けます。
さて、明日は「電動化への課題」についてバッテリーの問題を書いてみようと思います。
※温暖化の要因については諸説あります。