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職人とは2。

新着情報 青年部会

2018.08.13


【部会長ブログ】
皆様お疲れ様です!
お盆の真っ只中で、皆さんここぞとばかりに家族サービスをされているようですが、うちの会社は365日24時間のロードサービスを行っているので、繁忙期です。
長距離搬送の依頼が多く、マネジメント出来る人がいないとパニックになるので、なかなかゆっくりこういう時期は出掛けられません。
それでも、困った人の役に立てるという想いで頑張ってくれているスタッフさんに感謝です。
さて、今日も引き続き鵤工舎(いかるがこうしゃ)の小川三夫さんの言葉を引用して職人について考えてみようと思います。
※鵤工舎の詳細については昨日と一昨日のブログを参照して下さい。
「黒いものも師匠が「白」と言えば白」
弟子の時代は自分自身を持っていたら苦しい。自分を捨て、師匠に合わせないといけない。
師匠が「カラスは白い」と言えば、白く見えないといけない。カラスは黒と言うようでは修行にならない。
親方に白く見えるなら、弟子も白く見えるように努力するべきだ。
白く見えるようになれば幸せになる。親方と同じようにものを考えることができる。
自分を持つのは、修行を終えて独立してから。西岡棟梁が書いてくれた額には
「鵤工舎の若者に告ぐ、親方に授けられるべからず 一意専心 親方を乗り越す工風を切磋琢磨(せっさたくま)すべし これ匠の道の心髄なり。心して悟るべし」
とある。自分が独立してから、親方を乗り越える工夫をすればいい。
この言葉を真っ直ぐに受け入れられる若い世代に人たちがどれだけいるでしょうか。
とかく権利を主張することが上手な今の若い世代に人たちに理不尽なことを飲み込む勇気を持たせるためには、師匠である教える立場の方々の仕事に対する姿勢が大切なのだと思います。
職人として、誇りを持って一流の仕事をしていらっしゃる方々はかっこいいです。輝いて見えます。
そこには、憧れもあり「自分もうこうなりたい」と思わせる程の魅力があるのだと思います。
技術だけではなく、人としても。
すべからく「人としての魅力」が鍵になるような気がするお盆休みのど真ん中です。