2020.12.14
北海道ブロック代表幹事の広川さんからバトンを受けました
相談役の横岡がブログを担当させていただきます。
幼い頃に、玄関で脱いだ靴はきちんと揃えるようにと教わりました。
祖母にも母にも何度も何度も同じことを言われ
時の挨拶から、人に世話になったら御礼を言うことや迷惑をかけたら謝ることも
当たり前のことですが、何度も何度も教わりました。
何度も教わった記憶があるということは、出来ていなかった証拠なのでしょう
脱いだ靴をそろえることも出来ていなかったのだと思います。
大人になって「脚下照顧」という言葉を教わりました。
自分の足元をよくよく見よという意味です。
もと禅家の言葉で、他に向かって悟りを追求せず、まず自分の本性をよく見つめよという戒めの言葉。
転じて、他に向かって理屈を言う前に、まず自分の足元を見て自分のことをよく反省すべきという意味があり
また、足元に気をつけよの意で、身近なことに気をつけるべきことをいうそうです。
松下政経塾の塾頭であった上甲先生も同じことをおっしゃっておられます。
人は背中に人柄が表れるから、部屋に入る時より出るときに気を付けたほうが良いし
履物も履く時より脱ぐときに気を付けたほうが良いと。
普段何気なく脱いだ靴を揃えるという、当たり前の動作にも「脚下照顧」の考えを持てば
未来を照らす行動の積み重ねの一つになるのかもしれないと思い、今は徹底して実践しております。
【ここからが本題】
社内で生産性を上げたり、良い会社を目指して社内環境を良くしたいと思っておられる方は多いと思います。
スタッフが同じ方向を向いて同じ目標に向かって歩めば、自ずとそうした課題は解決していくものです。
その為に、経営理念や各社のビジョンがあり、それらを元に「何のために」をリーダーが語り続けるのだと思います。
しかし、そのビジョンを達成するための戦略や戦術が無ければ、どれだけ語っても絵に描いた餅です。
まずは、ワンステージ上がるための梯子的役割を持つ戦略や戦術をSWOT分析を通して練ることが大切。
そして、その戦術を実践していくために、意識を揃える必要があるということ。
更に、意識を揃えるためには、それに伴う「知識」がそろっていたほうが意識も揃いやすいのかもしれないという話です。
知識を揃えるためには、リーダー自らが率先垂範したり、自らが教えられるようになることがとても大切だと思います。
「何のために」が分かっていなくとも、行動し続けることで分かってくることのほうが多いものですが、せめて最低限の
知識を揃えるということが意識を揃えるうえでは大切なのではないでしょうか。
激変の時代に、どれだけ素晴らしい職人さんが揃っていても、考え方や目指すところがバラバラでは
なかなか生産性も上がりませんし、社員満足度も上がらず顧客にはそれが伝わってしまいます。
挨拶を丁寧に気持ちの良いものにするとか、履物をそろえるとかいう子供のころに教わるようなことですが
社内の意識を揃えるには、必要なことなのかもしれないと思い書かせていただきました。
私の祖母や母が何度も諦めずに教えてくれたように、社員さんの幸せを願い伝え続けて欲しいと思います。
スマホで見ている方は改行などがおかしくて読みにくかったかもしれませんが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回は、東北ブロック代表幹事の遠藤さんが担当してくださいます。