2018.04.21
【部会長ブログ】
皆様お疲れ様です!
今日は少し体調を崩しております。。。
外はめちゃくちゃ天気が良くて、空も晴れ渡っているのですが、僕の体調はどんよりです(汗)
丈夫だけが取り柄なのに、たまにはこんなこともあるのですね(汗)体が資本。
気が抜けている証拠ですから、気合を入れて元気になろうと思います!
さて、今日も「目的」について書いてみようと思います。
イソップ寓話のレンガ積みの職人の話を聞いたことがありますか?
簡単な内容なので書いてみますと
ある旅人が道中で出会った3人のレンガ職人に「何をしているのですか」と話しかけました。
1人目は、「親方から言われてレンガを積んでるのさ」と素っ気なく答えて、嫌々レンガを積んでいました。
2人目は、「生活費を稼ぐためにレンガを積んでいるんだよ」と答えて、懸命にレンガを積んでいました。
3人目は、「教会を作ってるんですよ。この町の人たちの心に、安らぎと拠り所を与える教会をね!」と目を輝かせながら、活き活きとレンガを積んでいました。
という内容のものです。とても分かりやすく「目的」が明確になっていることの大切さを伝えてくれている話だと思います。
ここで注目したいのは、目の前の作業だけを見ている視点と、全体像を見ている視点との違いです。
3人目の職人さんは全体像を見ていますよね。俯瞰(ふかん)で見るとよく言いますが、その視点があるのだと思います。
これ実はものすごく大切で、実は昔から言われていることなのです。
日本には「能」という伝統芸能がありますが、その世界で言われている視点は
「我見」がけん・・・自分の視点
「離見」りけん・・・観客側の視点
「離見の見」りけんのけん・・・自分も観客も客観視できる視点
この三つなのですが、先ほどのレンガ積みの職人の話と繋がる部分があると思うのです。
イソップ寓話も昔の話ですが、「能」でこの「離見」のことが大切だと伝えた世阿弥という方も500年以上も
前におっしゃっているのです。
時代が変わると恐れをなしているより、変わらない大切なことを今一度丁寧に考えて、実践するべきではないかと思います。
それこそが土台となり、そのうえにこそ活きる戦略が構築できると思うのです。