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誰のために。何のために。

新着情報 青年部会

2019.04.10


【部会長ブログ】
皆様お疲れ様です!
今日の山口は肌寒く、小雨も振り、少し暑かった数日前の陽気が嘘のようでした。
全国的には雪が降ったところもあるようで、寒暖の差に驚くばかりです。
異常気象なのでしょうか?
こうした異常気象なのかなと感じる日には、あるスピーチを思い出します。
1992年に国連のリオ地球サミットで弱冠12歳で登壇したセヴァン・スズキという少女のスピーチ。
彼女は9歳でECO(子ども環境NGO)を立ち上げ、地元の環境活動に取り組んでいて、子供たちだけでリオまでの旅費を貯めて地球サミットに参加したそうです。
彼女のスピーチは数日間開催された、地球サミットの中で、最終日のわずか6分間でしたが、そのスピーチは今もなお伝説のスピーチとして世界中の人々が知っているほどインパクトがあるものでした。
https://www.youtube.com/watch?v=N0GsScywvx0
良かったら上記のアドレスをコピペして動画を見てください。
動画の中で彼女はこう言っています。
「直し方のわからないものを、これ以上壊さないでください。」
地球環境のことです。
更に、大人は私たち子供にいろんな世の中のルールを教えてくれる。争わないこと。話し合いで解決すること。人を敬うこと。自分のゴミは自分で片付けること。傷つけないこと。分かち合うこと。欲張らないこと。。。
だけど、そう教えてくれる大人がなぜ「するな」ということをしているのか。
そして「誰のために国連の地球サミットという場所で話し合っているのか思い出してください」と言っています。
すごいと思いませんか?国連の地球サミットで12歳の少女が大人を相手に説教してるんです。しかも世界中の有識者を相手に。
僕はこの「誰のためにを思い出せ」という言葉に心を打たれます。
彼女のいう環境のことはもちろんですが、これは我々の業界でも言えること。僕たちが開催する日車協連青年部会の幹事会もそうですし、親会の理事会もそうです。
誰のために話し合っているのか。それを忘れて自分の正当性を主張し合っていては未来はないのだと思います。
願わくば、このブログを親会の理事の方々に読んで欲しい。
今の話し合いは、次の世代に直結しているのだということを思い出し、今以上に真剣に議論すべきだ。
そう思うんです。
当時12歳だった彼女も今は2児の母親になっています。自分の子供たちのためにも、今も環境活動を続けながらこうおっしゃっています。
「私たちは進歩を目指しますが、技術の発展や経済成長のための消費が人類にとって大切なコミュニティ、愛、本質的な幸せよりも優先されています。」
僕が今、行政を含め我が業界でも躍起になって進化を求めていることに覚える違和感はここにあります。
本質的な幸せよりも技術の発展や経済成長が優先されていること。
本質的な幸せよりも優先するのは何のため?いったい、誰のために?
一度、しっかりと足元を見て立ち返らなければならないのかもしれませんね。
また子供たちに大人が説教される前に。