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衝突被害軽減ブレーキは万能じゃない。

新着情報 青年部会

2018.10.30


【部会長ブログ】
皆様お疲れ様です!
先週26日の日刊自動車新聞にも掲載されていましたが、先進安全自動車のエーミングが更に話題になってきています。
現在のエーミング(機能調整)作業は事前準備が煩雑で、工程や必要機材などもメーカーや車種によって異なるケースが多いので確実に実施されていないことを危惧しているようです。
そこで2024年から始まる車載式故障診断装置(OBD)車検では、エーミング未実施車両は不合格とすることをめざしているのです。
検討会などでは「エーミング作業を含む初期化・調整は分解整備として扱うべき」とし、新たな制度や資格を創設する案も検討されているので、しっかりアンテナを張って敏感に対応していく必要がありそうです。
現在、日車協連では先進安全自動車対応優良車体整備事業者の取得を推進しておりますが、その重要度が増していくということでしょう。
しかし、この先進安全自動車の特徴とも言える衝突被害軽減ブレーキは万能ではありません。
国土交通省が「万能ではない」ということをユーザーに認知してもらうため、YouTubeに動画を上げています。
「衝突被害軽減ブレーキは万能ではありません」
というワードで検索してみてください。動画が見れるはずです。この動画では作動条件がいかに限定されているものであるかが分かります。
また環境に左右されるものだけではなく、対象物によっても作動条件が異なります。
自動車の取扱説明書にしっかりと作動条件が記載されているので我々も熟知してお客さまに対応する必要がありそうですね。