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職人とは5。

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2018.08.16


【部会長ブログ】
皆様お疲れ様です!
今日から盆明けの仕事始めです。盆明け早々に猛暑日だったら辛いなと思っていたら、台風の影響からか雨で暑さもさほどでもありませんでした。
さて、今日も鵤工舎(いかるがこうしゃ)の小川三夫さんの言葉を引用して、ブログを書いてみようと思います。
「うそ偽りのあるものを残すな」
法隆寺を修理する人は法隆寺を作れる人でないと駄目だ。
作るだけの力量がないと、いにしえの工人がどのように作ったかが分からない。多くの新築を体験し、気付くようになればいい。
今できることを精いっぱいやることが大切だ。次の世代の人のためにうそ偽りのあるものを残してはいけない。
下手は下手なりでいい。うそ偽りはないと自らに言い聞かせ、精いっぱいやっておけば、何百年か先に建物を解体した時、「平成の大工」の思い、考えを読み取ってくれる人が現れる。
本物とはいつの世でも変わることなく心を打つものだ。その時々に精いっぱいのことをしておけばいい。
「下手は下手なりでいい」という言葉が好きです。それでも、偽りのない精一杯の思いをのせた仕事をしていれば、何百年先になるかわからないけれど、その想いを読み取ってくれる人が現れる。
そこまで考え、何百年か先に恥じない仕事をするという覚悟がめちゃくちゃかっこいいです。
下手は下手なりに。
うそ偽りのない精一杯の想いをのせた仕事でも、本物として「心を打つ」とおっしゃっているのも凄いと感じました。その、精一杯の基準が圧倒的に高いのだろうなと思います。
我々の業界では、時として修理歴のある車も扱うことがあります。そんな時に、寂しいですが残念な感情を抱く修理が施してあることもあるのです。
安全、安心が我々の商品のひとつでもあるのですから「まぁいいか」「この程度で」といった、仕事をしていたら、やがて世の中に必要とされなくなってしまうと思います。
特に今の100年に1度の変換期であれば、本物しか残れないような気がします。
「下手は下手なりに、うそ偽りのない精一杯を」
そうした想いを会社の文化に落とし込んでいこうと思います。