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業界に入りたての頃。

新着情報 青年部会

2017.10.29


【部会長ブログ】
皆様お疲れ様です!
今日は私の業界に入りたての頃の話を書いてみようと思います。
今から約22年前くらいになります。自動車のことを何も知らずに、この業界に入り、塗装から学びました。
何もかもが新鮮で、何もかもが分からないことだらけ。シンナーに種類があることや、色の名前さえ同じ青や赤、黄色でも種類があることを初めて知って驚き戸惑いの連続でした。
不器用で、何もできない私は洗車から覚えさせられ工場周辺の掃除などが当時の日課でした。そうした、誰でもできるような仕事さえ、段取りも分かっていないので満足に出来ず、生産性のない仕事もじゅうぶんに出来ない自分にいらだちを募らせ、日々不甲斐ない自分に嫌気がさしていたのを覚えています。
先輩が次にどんな作業をするのか、どんな道具が必要なのかも分からない。おまけに気が利かないので、いつも怒られてばかりいました。
悔しくて悔しくて。
朝早く来て、工場のシャッターを開けたり、休日出勤してドラム缶の中の鉄くずを全部出して、空になったドラム缶を軽トラに積んでから、また鉄くずをドラム缶の中に入れてゴミ処理場に行ったりすることくらいしかできず。。。
明るくて自由な未来を思い描いていたのに、まるで暗闇の中にいるような日々を過ごしていました。
何度も同じことを言わせるな
今までの人生で何を学んできた
遅い
まだやってるのか
ちゃんと聞いてたのか
塗装の技術を教えてくれた先輩は厳しく接してくれましたが、当時は感謝するということも出来ないくらい余裕がありませんでした。
たった二人しかいない先輩
小さな町工場
そこで輝けない自分。
そのまま埋もれていくわけにはいかない、と歯を食いしばって不器用ながらも毎日頑張り、やがて転機が訪れます。