新着情報

岸見一郎先生の講演を聴いて4

新着情報 青年部会

2017.08.23


【部会長ブログ】
皆様お疲れ様です!
今日はブログを書くのが遅くなってしまいました。。ですが、まだまだ帰れそうにありません。できる限りやりきって帰れるように頑張ります!
さて、今日も岸見先生の講演を聞いた感想をお伝えしていこうと思います。
アドラー心理学では、「課題の分離」という考え方があります。どういうことかというと、自分の課題と他者の課題は別々であるという考え方です。
例えば、「まだ宿題やってないの!」「早くやりなさい!」などと子供に怒鳴る親がいたとします。それはまさに注意をして教育しているかのように見えますが、アドラー心理学では他者の課題に踏み込んでいると考えるそうです。
「その問題を放置した場合、本当に困るのは誰か」
これを考えると誰の課題かが見えて来るそうです。先ほどの宿題などの場合、困るのは子供です。子供が宿題をしていなくたって親は実際には困りません。実際に「大きくなって困るのはあなたですよ」という言葉が出てくるケースもあるくらいです。
このように、他者の課題に踏み込んでイライラしたりストレスを抱えたりと、対人関係で悩む方が多くいらっしゃるそうです。そう考えると私もですね。
時間がない。忙しい。という方も、こうした他者の課題に踏み込んでいるケースがあるそうです。
注意をして教育をしているつもりが、他者の課題に介入していて、やがては「言われるまでやらない」という悪循環に陥ることもあるそうですから、今一度考え直す必要があるように感じました。
この、「課題の分離」は奥が深いと思うので、今回の私のブログだけを見て判断して欲しくないです。子供に注意をするのは当たり前だろ。と、感じる方も多くいらっしゃると思います。誤解して欲しくないのは、危険な時などは当然中止すべきですが、干渉しすぎると依存してしまう環境を作ってしまったり、他者の課題に踏み込むことで対人関係の悩みを増やしている方がいるということを知っておく必要があると思います。
いまいちピンと来ないという方は、「嫌われる勇気」や「幸せになる勇気」を読んでみていただくと良いかもしれません。奥が深いので、伝えきれずに申し訳ないです(汗)