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小さくガッツポーズ。

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2018.12.10


【部会長ブログ】
皆様お疲れ様です!
昨夜、久しぶりに自宅でのんびりテレビを見ていました。
僕はスポーツを観戦するのが好きなので、フィギュアスケートのグランプリファイナルを見ていたのですが、自分を見ているような選手がいたことと、意外な表情を見せてくれた選手がいたので、皆さんに共有したいと思います。
グランプリファイナルは、シーズンを通して行われるグランプリシリーズで上位6人に入った方のみが出場できる世界大会です。
各選手が世界各地で開催されるグランプリシリーズのうち2大会を選んで出場し、その2大会ともに好成績を残さないとファイナルに出場できないという厳しいルールになっています。
ですので、グランプリファイナルに出場している選手は紛れもなく、今シーズンのトップ6なわけです。
昨夜放映されていたのは、女子シングルスのフリー演技でした。
トップ6である出場選手の中に3人も日本から選ばれていましたので、当然メダルの期待も高まります。
今シーズン話題になっているのはトリプルアクセルをバンバン決める紀平選手。弱冠16歳ですが、平昌オリンピックの金メダリストでもあるザギトワ選手も16歳ですから競技年齢が年々若くなっているような気さえします。
フリーの演技が始まり、オリンピックにも出場した日本の坂本選手の演技は、後半のジャンプにミスがあり、演技終了後とても悔しそうな顔をしていらっしゃいました。
その姿が自分によく似ているなぁと感じたのです。努力してきた結果がうまく出しきれず、ジャンプのミスもあり、悔しい思いをされたのだと思いますが、大きなミスはそのジャンプのミスくらいで、トータルで見ると素晴らしい演技だったと思います。
そして、話題になっている紀平選手の演技はというと、冒頭のトリプルアクセルを失敗してしまい、これはマズイなという流れだったのですが、その後の気持ちの切り替えをしっかりとして、冒頭のジャンプミス以降、綺麗に滑りきったのです。
とはいえ、坂本選手同様、努力してきた結果がうまく出せずに、気や強いのだろうなと見ていると演技終了後、小さいくはありましたが、ガッツポーズが出ていました。
そして表情は、やりきった顔をしてて笑顔だったのです。
その時の気持ちは本人に聞いてみなければ分かりません。
気持ちの切り替えが上手くいき、ミスした後の演技に満足されたのかもしれません。
そして、こうした些細なことなどどうでもよく見えるかもしれませんが、世界のトップで戦うアスリートともなれば、こうしたところで差がついてくるのではないかなと感じてしまいました。
ミスに着目して、悔しがることは悪いことではないにしても、それをいつまでも引きずってしまうのは僕の悪い癖です。
切り替えて、その中でも良かったことに光を当てて、次に繋げられることってすごく大切なことなんだと思います。
結果的に紀平選手は、ミスはあったものの優勝したのです。
自分を責め続けるより「ではどうしたらいいか」というふうに考えられる人は、やはり強いなと感じました。
責めてばかりいても、成長にはつながらないので、僕自身も「ではどうしたらいいか」と切り替えて考えられるようにしようと、日曜日の夜にテレビを見ながら感じたというお話です。