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分身ロボット。

新着情報 青年部会

2018.12.09



【部会長ブログ】
皆様お疲れ様です!
今日も山口は冷え込んでいます。寒い。
ですが、もっと寒い地域もあると思うと、こんなことで寒いと言っていられないと思えます。
さて、昨日書いたように平先生から面白い話を聞いたのでみなさんに共有させていただきます。
タイトルに書いたように「分身ロボット」の話です。
AIが普及して自分で考え、自分で動くロボットの普及が望まれる現代において「分身ロボット」と聞くと、なんだかひと昔前のロボットのような感じがしませんか?
ですが、この分身ロボットは画期的な話題を提供しています。
それが「オリヒメカフェ」です。
オリヒメカフェと検索すると、たくさん出てくるのでぜひ見てください。
この「オリヒメカフェ」はALS(筋萎縮性側索硬化症)などの難病にかかり、寝たきりの方でも働ける社会を実現するという、壮大なテーマにのっとった事業になっているのです。
ALSは、かの有名なホーキング博士もかかっていた難病で、脳からの運動信号がうまく伝わらず、手足などがうまく動かせなくなったり、筋肉がやせ細っていく病気です。
ですから次第に日常生活が送れなくなり、寝たきりになってしまうのですが、そうした方々でも、社会で働くことができるという夢のある素晴らしい事業だと思うのです。
寝たきりの方々の分身として働くので「分身ロボット」と言われています。どうやって動かすのかというと、遠隔操作です。
寝たきりのベッドの上から、指や顔の動き、目線を動かしたりすることで分身ロボットに指示を出し、カフェで注文を聴いたり、オーダーされた商品を届けたり、会話ができる方は、寝たきりのまま、接客し会話も可能なのだそうです。
会話が難しい方は、操作パネルを使う事によって電子的な音声で接客対応も可能だというのですから、本当にすごいと思います。
社会から隔絶されたところで、誰かに頼らなければ生活ができないと思われていた方々が、自分の力で働くこともできて、コミュニケーションもとれる。
そして更に夢は膨らみ、いずれは自分で分身ロボットを操作して、自分の介護まで出来るようになるのではないかと言われています。
AIやロボットに仕事を奪われていくと思われがちな現代において、こうした雇用の創出や、新たな働き方があるのだと思うと、未来が明るく思えてきませんか?
そうか、そんな手立てがあったか!と思えるような革新的なことだと思います。
ですが、現代の技術を活用すれば決して不可能ではないということが、このオリヒメカフェを通じて分かるのです。
無機質な未来をイメージしがちですが、そこに新たなぬくもりがあることが分かり、とてもワクワクしてきました。
希望は待つものではなく、創るもの。
僕たちも、しっかりと凡事の徹底をしつつ、未来を明るく照らす手立てを考えていきましょう!