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品質の向上。

新着情報 青年部会

2018.06.02


【部会長ブログ】
皆様お疲れ様です!
今日は「品質の向上」というタイトルでブログを書いてみようと思います。
実は、「品質の向上」っていうのは僕たちの会社が現在の経営理念に変更する前の経営理念です。
え?そんなのが理念だったの?
って、思われるかもですが本気でそうです。
当時(15年ちょっと前)は品質より納期優先で質が悪くても納車日の約束を必ず守ることが最優先でした。
経営者によって、何を優先するかは違うと思いますが、当時の弊社は仕上がりよりも納期だったということです。
その結果、タイトな納期を守るために手抜きも発生し、品質はさらに落ちてしまいます。そして、クレームが発生し生産効率は悪化していきます。
儲かるわけがない。
そんな仕組みでした。更に言うと職人が誇りを持てるような仕事をしていないわけなので、根本的な生産効率も悪かったと思います。
やってても楽しくないので。
だから。
誇りが持てる仕事をしてもらおうと。
だって、まずいラーメン屋さんには、二度と行きたくないですもんね。作り手としても、こだわりのラーメンを作って提供したいはずです。
誇りを持つためには、満足のいく仕事を職人さんにしてもらう。そのこだわりの仕事でお客様が笑顔になる。
その結果、社会の役に立っているという自覚が芽生える。
そんなイメージを持って、なんとか誇りを持って欲しいと願い、環境を整えることや、仕上がりにこだわるように、職人が満足いくまで時間をかけて仕事をしてもらうようにしました。
当時は投資もできなかったので、手作りで環境を整えたりしましたが、納得いくまで修理に時間をかけてもらったので生産性はもちろん落ちました。
でも、経営理念は「品質の向上」です。
美味いラーメンしか出さない。こだわりのラーメンしか出さない。
さらには、社会人としての質も上げていこう!
胸を張って出せる仕事しかないんだ!
仕事の質は、パネルの仕上がりだけじゃない。
掃除だって磨いたあとの仕上げだって、受付も進捗連絡も、納車の仕方だって全て商品の品質なんだ!
挨拶ひとつも商品の品質としてお客様に見られてるんだ!
っていう意識が少しずつ浸透していき。
やがて、誇りが持てるようになったみたいで結果的に生産性は上がり残業時間も減りました。
そこに至るまでは、だいぶしんどかったですけど(汗)
結果的に目的が明確になっていると伝わりやすいんだなと。
どっかの大手企業のような立派な目的や理念じゃなくてもいいんだと思うんです。
今のうちの会社が最も優先すべきこと。そんなことからでも良いと思います。
会社に最優先すべきことがしっかりと浸透するだけでも意味があると思いませんか?