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努力すなわち幸福。

青年部会

2021.03.17

本日のブログは相談役の横岡が担当させていただきます。

今年の3月11日で東日本大震災から10年が経ちました。

僕にとってのこの10年は本当にあっという間でした。
毎週どこかに出張で出向き、講演をしたり人と出会い刺激を受け
それを自社に持ち帰り反映をすることの繰り返し。

いろんな人に出会いました。
僕の人生に衝撃を与えるほどの出会いをくれた人もいました。

良い10年だったと自信をもって言えます。

被災された方々の10年はどうだったんでしょうか。
大切な人を失ったり、職を失ったり
住む場所を奪われたり
夢を描くことさえできなくなったりした方々の10年はどんなものだったんでしょうか。

宮城の石巻には何度か足を運びましたが
あの時、一緒に過ごした子供たちはもうきっと成人してますよね。
あの子たちの10年はどんなものだったんでしょうか。
夢を描き、追い求めることができたのでしょうか。

僕にはわかりませんが
きっとそれぞれの子供たちにドラマがあり
被災された方々にもいろんなことがあったことと思います。

僕はボランティアとして誰かの役に立つために被災地に入ったのに
そこでたくさんの「勇気と覚悟」をもらいました。
たくさん元気をもらいました。

どんなものを失っても
誇りをもって前を向く人と出会い

どんな環境でも
夢を描く自由を失っていない人と出会い

当時の自分自身の覚悟の甘さを恥ずかしくさえ思ったことを覚えています。

どんな時も
目的に向かって努力し続ける人にも出会いました。

「たとえ期待する結果が得られなかったとしても、目的に向かって努力を積み重ねた人生はいい人生だ」
「だから努力をすることそのものが幸せなんだよ。」

そう、教えていただきました。

あれから10年の月日が流れ
僕の覚悟は日常に埋もれつつあります。

毎週どこかに出張で出向き、講演をして人と出会い刺激を受け
それを自社に持ち帰り反映をすることの繰り返し。

本当に自信をもって良い10年だったと言えるのでしょうか。

あの時いただいた「勇気と覚悟」は間違いなく僕を突き動かす原動力になっています。
ですが、自分の人生を使い果たすほど目的にそった努力をしているかと問われると
石巻で出会った子供たちに胸を張って言えるほどのものではないような気がするのです。

毎年この時期になると思いだしリセットするのです。

どんな環境においても
どれだけ忙殺される日々を送っていても

誇りをもち前を向くこと

夢を描く自由があること

それらが日常に埋もれている現状を恥じること。

我々の仕事は全てにおいて交通社会に貢献している誇りをもてる仕事だと思います。

だからこそ、こうした大切なことを忘れずに目的に向かって努力を重ね
努力そのものが幸せなことなんだと感じられる自由な心を持ち合わせていたいと思います。

与えられた命を使い果たし、周囲の人に良い影響が与えらえるような日々を重ね
胸を張って良い人生だったと言えるものにしていきたいと思います。

皆さんの10年はどんなものだったでしょうか?

僕たちの日常は本当に矢のようなスピードで過ぎ去っていきます。
10年なんてあっという間です。
ですが
あれだけのことがあったのですから
人生を見つめ直す機会にすることは悪いことではないと思うのです。

限られた時間ですから。

与えられた命を使い果たすほど人生を楽しみましょう。

重い内容になってしまいましたが、何かの気づきに繋がればと願います。
パソコンで書いているので携帯で閲覧されている方は読みにくかったかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回は菅原副部会長でございます。
宜しくお願いいたします。