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万里一空

青年部会

2021.05.10

北のプリンス 広川幹事よりバトンを授かりました、本日の担当は樋谷でございます。
このブログもオールジャパンプロジェクトの皆さんがきっかけとなり幹事団でバトンを繋ぎながらお送りしてきましたがいよいよ最終が見えてまいりました。

この後は総会まで三役がそれぞれの想いを発信するので個人的に楽しみです。

さて、今回のお題「万里一空」ですが・・・。勿論私、そう学がございませんので先ずは意味を調べる事からのスタートです。もとは皆様ご存じの五輪書の一節より来ているようで、世界のすべては同じ一つの空の下にある、という表現だそうで、どこまでも同じ一つの目標を見据え、努力し続けるという意味らしいです。

まぁなんて私とは縁遠い言葉(笑)

基本的に飽き性な自分の性格を重々理解しておりますので、皆さんの心に届くようなエピソードを持ち合わせておりません・・・。
ですので今回は私の人生で出会った人物のお話を。

皆さんは恩師という言葉を聞くとき誰を思い浮かべますか?
私の場合、小学校の担任の先生です。しかも1.2年に受け持っていただいた女性の先生でした。
おそらく年齢は今の私と同じ40代の方だったと思います。

温和で、笑顔の温かい、でも怒ると眉の吊り上がる南方系の目鼻立ちがはっきりした人だったと記憶してます。幼少期は結構ひょうきんな少年でしたのでそれなりにクラスで目立つ存在で、勉強もその当時は人並みについて行けてましたのでそこそこ先生に目をかけられていたと思います。

ただ一つ、絶望的に音楽の授業が苦手で特に楽譜や音階が伴うもの(要は全部)がどうしても無理でした。打楽器一筋です。
そうは言っても授業である以上避けては通れないものも存在しまして・・・。ハーモニカのテストです。
吹けば鳴るには鳴りますが、正に死にかけのカラスの断末魔。及第点には程遠く・・・、特訓決定です。

その日より放課後は一人教室に残り、先生との地獄のマンツーマンが始まりました。

口で吹くものですから手取り足取りとはいかず、中々先生もご苦労されたと思います。
ですが先生は本当に諦めず、何度も何度も教えてくださいました。
結果、何とか音になり、曲になりめでたく試験を合格できるほどに吹ける様になりました。
この曲はいまだにハーモニカで吹けます。他は全くダメですが。

後にも先にもこんな先生には出会いませんでした。きっと先生は自分の教職としての信念を持ち
一つの目標を見据え努力し続ける事が大切だと、私に身を持って伝えたかったんだと思います。
先生 ありがとうございます。確かに伝わっております。

技術を扱う職業である以上とても大切な事。それ以上に生きていく上でも大切な事。

こんな事を伝えられる存在になれたらなぁと切に願いながら、日々精進いたします。
とりとめのない文章にお付き合いいただきましてありがとうございました。

それでは次のお題「自主自立」を新潟の偶像 関根副にお願いしたいと思います!