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シンガポールレポート③

新着情報 青年部会

2012.11.28




今回はいよいよ我々と同規模の工場のレポートです。
まずは今回お世話になったアクゾノーベルの東南アジア&太平洋担当マネージャーのジョーマクドリーズ氏とマリーナベイサンズの57階の船の先端にあるレストランで食事をさせて頂きました。
彼は英国出身で、世界のVIPとはこういう人を言うんだろうと納得するほど、人格・知識・立ち振る舞いにおいて一流でした。うちの曰く「気品が違う。」との事でした。
日本の鈑金塗装業の現状、我々のビジョンと取り組みをお話しして、世界的にみても正しく素晴らしいという評価を頂きました。
さて写真の説明を入れます。
どうです!ジョーマクドリーズ氏!!英国紳士でしょ。ハッキリ言ってかっこいいです!(写真1枚目)
次は町工場の風景です。シンガポールでは自分の土地だからと言ってどこでも工場が建てられるのではなく、大規模工場以外はこのような長屋風のテナントに色々な工場が入っています。その数500軒くらいかな。(写真2枚目)
その中の鈑金工場の全面です。4~5人でやっていますが小さい工場にいっぱい車が入っています。左はアクゾノーベルの営業&技術支援を担当しているアン・セン・サン氏、右は通訳をお願いした現地に居住している中原さんです。
この工場は中古車屋さんの仕上げを受けている工場で、この時に入っていたほとんどが全塗装です。1台7万円~10万円ほどでやっているそうです。大小合わせて月に100台こなすそうです。そして人件費は7万円位との事でした。(写真3枚目)
ほとんど新聞紙でオールマスキング。やはり価格上こうなるとの事でした。前回のホンダではマスキング用紙で部品もすべて外していたので対照的です。ですが仕上がりはまずまず良いです。(写真4・5枚目)
でもでも!本田さんと同様、塗料保管室が完備され、この中で調色も行われていました。さすがアクゾノーベルさんが技術指導しているだけのことはあります。(写真6枚目)
本日の車。タクシーですが日本ペイントさんの看板が入っています。しかしなんでお相撲さんなんだろ!?。(写真7枚目)
シンガポールでも鈑金塗装業を始めるのには規制はないそうです。その為に技術格差も大きいようです。
今回は意見したホンダ工場は上。今回のレポートの町工場は中。なんでしょうね。やはり技術指導を受けていないところは仕上がり、価格的にも低いようです。
町工場は4~5人の所が多く、やはり価格は保険会社主導で決められているようです。
日本とほぼ同じGDP、色々な人種の方がいる中で、ニーズも多様化しているようです。
やはり規制が無い事を含めて社会的地位、経済的地位は低いようですね。
次回はシンガポール日本商工会議所での講演について書きます!