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卒啄同時(そったくどうじ)

新着情報 青年部会

2018.09.18


【部会長ブログ】
皆様お疲れ様です!
今日は広島に向かっています。
会社を出る前に、毎週定例になっている社内の全体ミーティングをしたのですが、ミーティングの議題が
「後輩に教えることについて考える」
というものでした。
なかなか深い議題ですが、まずは自分が職人になるまでにどんな風に教えてもらってきて、現在どんなことを大切に思って指導しているかの共有と若手のスタッフは自分なりの想いを伝えてもらうという時間になりました。
そんな中で、20代の若手スタッフから出た言葉が印象的だったので共有しておきます。
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自分は前職で、手取り足取り教えてもらってきたので、自分で考えて行動するということを学んできませんでした。
だからTAMARUに入社して「分からないことは聞きなさい」と言われても誰に聞いたらいいか分からないし、皆んな忙しそうで聞くのが申し訳ないという気持ちでした。
勇気を振り絞って聞いても素っ気ないので「聞く人間違えたかな」というくらいの感情でした。
でも、聞かなきゃダメだと何度も言ってくださるし、分からないまま作業をすると結果的に迷惑をかけるし。。。
自分で考えて作業をして、どうしても分からない時は必ず聞くということ。そして、アドバイスも教えすぎず、微妙なバランスが大切なのだと思いました。
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こんなことを若手のスタッフが発言してくれたのです。
教える方と、教えてもらう方。
それぞれに大切なことがある。でも、教えてもらうには教えてもらうための努力が必要。
そして、双方のバランスも大切なんだということを勇気を出して発言してくれたのだと思います。
実は僕の大切にしている言葉に
「卒啄同時」
という師匠から教えてもらった言葉があります。
「成長しようとしている弟子に、師匠がタイミングよくアドバイスを与えて成長に導くこと」
という意味なのですが、大昔から言われているこうした言葉に、若手のスタッフが気づいてくれるってすごいことだと思います。
気づいてくれたとして、なかなか出来ない難しいことです。ですが、そこを目指さずして、これからの教育や技術的指導は難しいと思います。
後輩をしっかりと観察し、必要なタイミングで教えすぎず、適切なアドバイスを与える。
もちろん、その前には成長しようという意欲を与え、目指すべき模範とならなければ若手も意欲を持って頑張ってくれないと思います。
人材確保が困難な現状ではありますが、大切なことは変わっていないんだと若手のスタッフに教えていただいて嬉しい日となりました。