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内村航平選手 金メダル

新着情報 青年部会

2012.08.02


もうだめか…
正直そう思っていました。
男子体操で下馬評で金確実と言われた内村航平選手ですが、男子団体では振るわず銀メダルになったものの、その顔は納得いくものではなさそうでした。
オリンピックには魔物がいるとよく言われますが、その魔物とはなんなのでしょう。
アウェーの地での大会だからなのか?
オリンピックという4年に一度の大きな舞台なのか?
私はその魔物は、自分自身の中に潜むものだと思っています。
選手は誰しも、練習を重ね技術を身につけ万全の用意でオリンピックに臨んでいるでしょう。しかしながらその緊張感でこれまでの力が発揮されない。という事もしばしばです。
多くなプレッシャーに負けない精神力こそが、大会当日に最後に必要な要素であり、その精神力の持ち主こそ、金メダリストになるのだと思います。
つまり、内村航平選手は団体の時には発揮できなかったその精神力を個人の時には発揮できるまでに精神コントロールをした結果が金となったのだと思います。
この金メダル受賞の顔は素晴らしいですね。
我々も、企業として、業界として、鍛錬によって磨かれた技術だけではなく、社会にとってどうあるべきなのかを判断ができ、そこに向かう強い精神力を持たないと、社会の中では金メダルとならないのかもしれません。
今だけ良ければ、自分だけ良ければという考えの中で得たお金で得る偽物の金メッキのメダルはいずれ剥げるのです。