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昨日はオープン開催２回目となる熊谷法人会青年部主催の渋澤塾を開催させていただきました。
会員と一般参加者を合わせて４２名という会場に入りきれないような中での開催となりました。
この塾は私の出身地である埼玉県深谷市出身の近代経済の父と言われた渋澤栄一翁の玄孫にあたる渋澤健氏によるもので、今回のお題目は「成敗と運命」ということについてでありました。
１００年以上前に書かれた栄一翁の講演録を紐解き、現在の日本でも重なる部分の開設を頂いたのち、この塾のメインとなるグループディスカッションに入りました。
ディスカッションでの課題は
・天命と運命の違いとは何か？
・天地間の道理とは何か？
と言うものでした。
テーブル内では、天命と運命の違いは感覚的に自分の考えを話せるものの、天地間の道理は耳慣れない言葉であり難しかったようです。
しかしこの課題の答えを見つけるのが重要なのではなく、自分の考えを話し、他の人の意見を聞いて自分の考えと考え合わせるという事が実はキモなのです。
参加者の皆様からは、久しぶりに脳を使った。人の考えを聞く機会は良かった。との感想もいただきました。
栄一翁は、社会をよくしていくには一人ひとりの人間が良くなっていかなくてはならないと説いています。
目先のお金や欲望を判断基準化し、倫理道徳観なしに生きている人が多い社会では、とてもいい社会にはならないという事ですね。
我が業界も天地間の道理がわかる人々の多い業界にならないと、社会的地位は上がっていかないのかもしれません。