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不良車体整備車実車検証会

新着情報 青年部会

2012.08.23



昨日は埼玉県川口市にあるMSジャパンさんにおいて日車協連と関連協とで、事故車の不良整備車(車枠が良くなおっていない車)の実車検証会を行いました。
日車協連からは調査研究委員会川上委員長、関東内は市川会長をはじめ各地理事長や副理事長そして調査研究担当者、さらにプレスの方々も参加いたしました。
そもそもこの事業は、現在署名活動を行っている、車体認証の制度化に向けた2ステップ目で、車枠の狂った車がナンバーを付けて世の中を走り回っている現状を明らかにし、ちゃんとした工場(認証工場など)で車体整備をするべきである。と論理づけるものであり、更には事故後の検査制度へも結び付けたい考えでもあります。
内容は、30プリウスの無損傷車を持ち込み計測し、その数値と今回問題のあるであろうユーザーがオークションで買ったという事故車との比較を行いました。
各部のチリはあっていないし、ボンネットを開ければ溶接も汚く、プロが見れば一目で危ない車と想像できますが素人ではわからないのかもしれません。
実際MSジャパンさんのデジタル計測器タッチで測ってみると、フロントフレームやエンジンルーム内は規定値とは違っていました。
特筆するべきは、最近の衝突安全ボディー構造の為だろうと思われますが、フロントの事故なのにキャビン部分はさして何でもなく、リアのフレーム部分に狂いが生じていました。
今後、日車協連として世に走っているこのような不良車体整備車の事例を集めたい考えの中で、その報告フォーマットを作ろうとしています。
みなさまもこのような車を見つけたら、ご一報ください。フレームの狂った車が走り回る現状の日本は国民の安心安全は守られていないし、このような現状は我が業界全体の問題でもあるのです。