新着情報

上甲先生の講演4(天から授かる三つの恵み)

新着情報 青年部会

2018.03.23


【部会長ブログ】
皆様お疲れ様です!
今日は上甲先生の講演の中で語られた、経営の神様「松下幸之助」さんについて書いてみようと思います。
今更なんですが。
「松下幸之助」に「さん」を付けるのはいかがなものか。と、違和感を抱いておりますが。。。もう3日前のブログで既に「さん付け」で書いておりますので、このままいきます(汗)
上甲先生は苦しいことや、辛いことがあることを「難が有る」というけれど、この「難有」を反対から読むと、「有難い」と読めるのだとおっしゃっておられました。
いわゆる、「難が有ること」は「有難いこと」であると。
なぜそう感じるようになったかというと、松下幸之助さんの実際の言葉がきっかけになっているというのです。
ご存知の方も多いと思いますが、松下幸之助さんは現パナソニックを一代で築き上げた経営の神様と呼ばれるすごい方ですが、学歴はというと小学校4年生を中退されているのです。
その後、丁稚奉公に出されているのですが、この学歴がなかったおかげで、いろんな人の意見を素直に聞けたし、分からないことは素直に「分からないから教えてください」と言えたというのです。
また、その丁稚奉公の時に一生懸命頑張っていただけた賃金が、わずか「五銭」だったそうなのですが(100銭で1円)たったの「五銭」の賃金でも家が貧乏だったおかげで、「五銭」も貰えた!と素直に喜べたそうなのです。
更には、松下幸之助さんはとても病弱で体が丈夫ではなかったために、商売を始めてからも自身が現場でバリバリ活躍することが出来ず、様々な人の力を借りたおかげで商売をするということが出来たとおっしゃっていたそうです。
いわゆる、人に任せることが出来て組織的な企業になった理由は病弱だったからだということです。
こうしてみると、小学校までしか進学できなかったことや、貧乏だったこと。病弱だったことも、普通は「難が有る」としてマイナスな要素になるものですが、その全てをプラスに捉え、それらのおかげで今がある。という「有難い」出来事に変えてしまっているのですね。
実際に松下幸之助さんは晩年、成功の理由を尋ねられた時に「私は天から三つの恵みを受けて生まれてきた」とおっしゃっているそうです。
もう、ここまで言われたら苦しいことや辛いことがあっても有難いことに思えるような気がしてきます。
さらに上甲先生は
「だからこそ学歴や偏差値では物は売れない、学力がないことが魅力になることもあるんだ」
「物が売れる理由は商品力も大切だけれど、もっと大切なのは、売る人の人としての魅力です」
そう教えてくださいました。
明日は。
松下幸之助さんが天から授かった三つの恵みのうちのひとつである、「学力がなかったこと」が実際にどんなふううに商売に活かされていたのかを書いてみようと思います。