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ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用2

新着情報 青年部会

2019.04.28


【部会長ブログ】
皆様お疲れ様です!
連休に突入して、のんびり過ごしておられる方や、家族サービスをされている方など様々な過ごし方をされていることと思います。
僕はのんびり過ごしながら、連休明けの作戦をしっかり練ろうと思います。
さて、昨日はジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用のうち、ジョブ型について書いてみましたので、今日はメンバーシップ型雇用について書いてみようと思います。
【メンバーシップ型雇用とは】
メンバーシップ型雇用とは、「年功序列」「終身雇用」を前提とした多くの日本企業で採用されている雇用の形です。最大の特徴は、先に人を採用してから仕事を割り振るという点にあります。
また、仕事内容、勤務地、働く時間に対して明確な規定が無いため、状況によっては会社が社員に対して、部署の異動や転勤を命じることができます。
働く社員のメリットとしては、雇用が安定的に確保されているという点にあります。例えば、担当していた業務に関わる事業そのものが不要になってしまった場合でも、すぐに解雇になるということはまずなく、部署の異動などを通じて、別の役割に就かせることが一般的です。
また、メンバーシップ型雇用の下では、スキルアップのための研修や制度の活用など、会社が社員を教育する意欲や環境が用意されていることも特徴と言えます。
逆にメンバーシップ型雇用の大きな課題として度々挙げられるのが、大前提となる「年功序列」や「終身雇用」の存在が揺らいでしまっている点にあります。
つまり、仮に会社から社員に対して、突然の転勤が命じられるような場合でも、「年齢と共に昇給していく」点や「自分から辞めることがなければ雇用は守られる」という分かりやすいメリットがあったため、社員もそれを甘んじて受け入れることができていたのです。
しかし、時代が変わりこれらの見返り見えにくくなった現在、デメリットの部分だけが強調され、時代にそぐわない雇用の形として、度々指摘を受けるようになっているのが現状です。
ですから、メンバーシップ型雇用よりもキャリを積み重ねていけるジョブ型雇用を推進しようとしているけいこうにありますし、キャリを積み重ねるため転職を繰り返せば、政府が望んでいる賃金アップも可能だと思われているのです。
ですが、僕は経営者がしっかりと学び、経営者自身に魅力をつけて
「ここで働きたい」
「ここで働けて良かった」
そう言ってもらえる会社作りをしていきたいと思っています。
社内の仲間はチームメイトと同じだと考えています。ですから、スキルだけが欲しいのではなく心地よく働ける仲間が欲しいと考えています。
僕たちの会社が目指す文化を受け入れてくれる人が、大前提なわけなんです。
割とドライに感じるジョブ型雇用に関して抵抗感があるのはそのためだと思います。
実際のところ、僕自身にまだまだ魅力が足りず、そうした文化の醸成にはまだ時間がかかりますが、労働条件のみで選ばれるのではなく、会社の雰囲気を重視して選ばれる会社になりたいと思うのです。
チームワークが発揮された時の成果は段違いです。
逆にどれだけスキルが高い選手が集まっても、バラバラの活動では、トータルの成果は今ひとつであるように感じます。
皆さんは、どんな会社づくりを目指していますか?
明日は、そうした対極にあるジョブ型とメンバーシップ型をミックスした考え方を書いてみようと思います。