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生産コスト。

新着情報 青年部会

2017.07.31




【部会長ブログ】
皆様お疲れ様です!
今日も猛暑の山口ですが、時折雨がぱらつき湿度が半端ではない状況になっております。車体整備業にとっては厳しい環境下ですね。。
さて、今日は生産コストのお話です。
昨日、山口車体組合青年部会主催でUV硬化パテとUV硬化のヘッドライトコーティングの研修を行いました。
UV硬化パテ自体は随分と前から存在していたのですが、修理完了後にトラブルが出る事例があったり、研ぎにくかったりなどの問題があって、今ひとつ普及していなかったのではないかと思います。
今回、研修で使用したものは正式には昨年販売を開始されたもので、修理後のトラブルも出ないし研ぎやすいとのことでしたので弊社で採用させていただいたものです。
UV硬化パテですので、紫外線を照射する機械の導入も必要になり、初期投資が少々かかりますが硬化剤も不要で照射時間も10秒から30秒と短いために鋼板の温度も上がらず歪みが出ないし、しっかり硬化もするという強みを発揮すると、今までの乾燥待ちという時間的コストを削減できるので、使い方によっては生産コストが抑えられるのではないかと思っています。
実際に、参加された各社の職人さんにパテを塗ってもらい乾燥させてから、研いでもらいましたが評判は上々でした。
今ではサフェーサーもUV硬化のものを各メーカーが開発して発表を始めています。
とかく「コスト削減」という意識を持つと安い材料に変えてみたり仕入先をたたいてみたりなどに走りがちですが、安い材料を使って作業効率が落ちたり品質が落ちてしまったのでは意味がないですものね。
また、利益のことを考えると時間あたりの単価に目が行きがちですが、生産性をあげての利益確保という視点で見ると非常に面白い取り組みだなと感じました。
「乾燥」という今までは圧縮できないと思っていた時間的コストを削減する方法はまだまだあるかもしれません。
今がベスト。と思わずにどんどんいろんな商材にチャレンジしていこうと思います。