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新着情報 青年部会

2013.12.26

実は昨日の午前中に訃報の連絡が入って参りました。
故人となってしまった方は、とある損害調査保険会社を本年定年退職されたアジャスターさん(車の損害を調査専門の職種)でありました。業界に入り、見積りを覚え始めたころも色々と教えて下さりました。父が無くなってかも「先代には良くして頂いたから」と本当に丁寧なお付き合いをして下さいました。
正しい間違いは別として、一般的にアジャスターさんとは通常「修理5原則」に基づき、保険金の価格協定を僕達は行います。時には作業の正当性・妥当性についても議論するのですが、一方的に話をされる方も中にはいるのですがこの方は確りと話を聞き、確りとした正義を持ち仕事を行っている誠実さが伝わる方でありました。
そして厳しい話しの中でも人間性溢れる会話が出来る方でもありました。奥様を本当に大切になさっており、世間話などになる時には「奥さんを大事にしなきゃダメだよ」「最後は夫婦2人になるんだからね」と諭して頂いたりもしました。
療養が終ったら鑑定人となり、大きな意味でその時のお客様の車の修理に対し一緒に仕事が出来ると、楽しみにしておりました。同業の皆様もアジャスターさんと一緒に仕事をすると思える方はいらっしゃるでしょうか?
亡くなられてしまった方は、その位の方でありました。
昨日、最後のお別れをしたくご自宅に向かわせて頂いたのですが、かなりの長距離でありました。お勤めされていた頃は、この長い山道を何を考え何を思い通勤されていたのか・・・。ご自宅に着き顔を見たら涙が止まりませんでした。
「俺達は人と人それを大切にしなきゃね!いっちゃん」何時も笑顔で話す故人が思い出されます。
家族を愛し、サッカーを愛し、仕事を愛し・・・
無念でたまりません・・・
ひとつの時代が終わりました。
謹んでお悔やみを申し上げますと共に、心より故人のご冥福をお祈り申し上げます。
合掌。