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自分たちで価値を見つける

新着情報 青年部会

2013.02.12


先週末は地元の法人会の理事会および新春経済講演会があり私も理事として出席してまいりました。
理事会は役員人事や次年度案件が上程され承認となりました。会長のお話や上程案件の随所に公益社団法人として公の利益を追求していくという事が目立ち、社会にとって我々の団体がどうなのか?という視点に替わっていく事を実感いたしました。
続いて行われた新春経済講演会では早稲田大学大学院教授である北川正恭氏の講演が行われました。
講演では、世の中は変わったという認識をするべきで今はまさに文明的転換点であり、昨日やっている事を止めて新しい事を始める時だとお話を始められました。
変わろうとしている法人会のお話と重ねて、過去を断絶していかなくてはならないときがあり、今は発想や組織を変えないとダメである。なぜなら世の中での立ち位置が変わったからと説明されました。
高度経済成長期には違う事をしたら失敗という時代でした。だから社会を1+1=2であるというように「理解」してそれに合わせて進行しなければならなかった。しかし今は何が社会の中で2になるのか?という「きづき」をしないと失敗という時代である。と解説。そしてこの「きづき」はやる気と覚悟の両方の本物がないと得られないものであるとお話になられました。
つまり1+1=2を理解するものが社会を創っていた時代から、何が2になるのかをきづけるものが社会を創る時代にパラダイムチェンジが起きている中で、2になりうる数式をきづけるものが発展していくという事です。そして2になる価値は与えられるものから、自分たちで見つけて創るものになっているとも解説。
法人会も2になる価値を自ら創っていくという覚悟を決めて公益社団法人化に動いているわけですが、我が業界団体も青年部を中心に行っている工場五つ星制度や技術者マイスター制度をもって会員の意識改革と自らの業界の価値を創造していく突破口にしていきたいと感じました。