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竹中平蔵氏セミナー

新着情報 青年部会

2013.03.04


先日所属するクラブのセミナーに行ってまいりました。
講師は、小渕内閣の経済戦略会議委員、森内閣のIT戦略会議委員、第1次小泉内閣と第1次小泉内閣第1次改造内閣の経済財政政策担当大臣。金融担当大臣、小泉内閣第2次改造内閣においても留任、内閣府特命担当大臣として金融・経済財政政策を担当、第3次小泉改造内閣でも総務大臣兼郵政民営化担当大臣などを歴任された竹中平蔵氏です。
一年に一度開催するこの竹中平蔵氏のセミナーはとても人気が高く予約するのが大変ですが、今回は早めに申し込んだので行く事が出来ました。
会場に到着すると、なんとAテーブル。ここには書けませんがとてつもなくVIPな方々の席で恐縮してしまいました。
さて今年のテーマですが、「新政権下の日本経済」です。まさに旬の話題でありました。
まずはダボス会議の報告からでありました。
①今年は全体として明るい雰囲気であった。
②安倍政権に対して世界の期待が高かった。
③尖閣諸島の問題に対して世界の関心が予想以上に高かった。
そしてアベノミクスですが、3本の矢について、
①思い切った金融政策は成功している。
②機動的な財政政策は今を乗り切る部分としては必要。
③成長戦略については、参議院の選挙を待たずに発信していくべき。
と解説しました。
また成長戦略が最も重要としたうえで、
①経済成長に打ち出の小づちはない。
②できるだけ企業に足かせを作らない。
③この国の経済の景色を変えるべき。
と意見を述べられた。
説得力と分かりやすさを兼ね備えた講演の内容はとても勉強になりました。
我が業界でも、ビジョン策定特別部会において理想手に向かっての実現可能な具体的施策として3本の矢を考え出しています。その中身について
①社会的・経済的地位向上にに打ち出の小づちはない。
②できるだけ会員に足かせを作らない。
③我が業界の社会的・経済的地位の景色を変えるべき。
も併せて考えていくべきだと思いました。
そして日本の経済再生には国による相当の導きと国民の相当の覚悟が必要であるのと同じように、我が業界の地位の向上にも日車協連の相当の導きと会員の相当の覚悟が必要である事は言うまでもないのであります。